13日の金曜日。

この記事は学生フォーミュラの現役学生、OB、審査員などの関係者によって12月9日から25日まで一日一記事づつリレーしていくアドベントカレンダーです。

 

アドベントカレンダーは下記のリンクからどうぞ。

Student Formula Advent Calendar 2019 - Adventar

 

前回の記事はWD(わでぃー)さんの「学生フォーミュラVS.自動車部」でした。

記事のリンクは下記からどうぞ~

https://note.com/2wdufp/n/n3a42713246cehttps://note.com/2wdufp/n/n3a42713246ce

 

5番手は北関東または南東北の緑ときどき黒のチームで学生フォーミュラをやっていたひらやです。

 

今日は13日の金曜日ですね。13日の金曜日と言うと不吉で、ちょっと特別な日の印象ですが、年に1回以上は必ずあるそうです。お誕生日と同じ頻度かそれ以上! 思ってたより特別では無いですね。ちなみにトーマス・ウィリアム・ローソンの小説『13日の金曜日』が不吉な迷信を広めたらしいですよ。そのせいで「friggatriskaidekaphobia」とかいう長くたらしい単語があるらしいですよ。もうこの単語の存在を伝えるためだけにこのタイトルにした。

 

さて、タイトル回収と本当にどうでもいい豆知識を身に着けたところで、少しだけ学生フォーミュラで学んだことの話でも話ましょうか。

 

 僕が学生フォーミュラに取り組んだ3年間の結果は、自分が望んだ結果とは程遠く、完走したのはその3年間のうち、たったの1回でした。その完走した1回も、初めて学生フォーミュラに通年で取り組んだ年で、右も左もわからず、仲間にもたくさん迷惑をかけた年でした。結果は16位だったかな?(曖昧な記憶) 完走することは最優先で達成すべきことだと考えているのも、この経験からですね。

 

社会人になった今から振り返っても、学生フォーミュラに取り組んでいたこの期間は自分の人生で最も努力をしていたし、最大の努力を続けられていた期間でした。

 

なんだー?努力自慢かー?って思った人、ちょっと待ってくださいな。それが伝えたいのでは無いのです。伝えたいのことは

 

努力の量と結果は比例しない。

 

残酷な事実ですよね… うん……辛い。

最近気をつけたいなと思うのは、他人の努力と比較して嫉妬してしまうこと。あれは心が黒くなるから精神的に良くない。しかも努力せずに停滞するから、さらに良くない。

 

 

さて次に行きましょう。

学生フォーミュラに取り組んだ3年間、たった3年でも努力を続けるのって誰にとっても容易な事ではないと思うのです。日毎の出来事や人間関係で熱意(モチベーション)は簡単に上下しますし。僕も製作の期間は本当にモチベーションが低く、最初の年は日程も守れずにグダグタになって迷惑をかけました。

 

熱意は環境や気分で簡単に無くなる

 

好きなことをやっていても、やっぱり情熱を持ち続けるのは難しいなと感じます。熱意・情熱を一定以上のレベルを維持して取り組み続けられるのは才能か、あるいは上手に気持ちをコントロールできる人なんじゃないかなと思います。

 

 

そしてそして。

努力も熱意も、無いよりはあったほうが良いものだと思うのです。無い人よりは有る人の方が圧倒的に結果を出しやすい状態にあると思います。が、努力・熱意がたくさんあっても、そのベクトルが間違っていると全てが空回りしてしまう… 1年間凄く頑張っても目標とは程遠い結果になってしまう…

努力と熱意を荷台に積んだ電車を正しい方向(目標)へ走らせるにはレールが必要です。それが考え方。

 

・取り組みに対する考え方を間違えると絶対に結果は出ない

 

努力と熱意は足し算。それに考え方が掛け算されることで目標達成への能力値になるのかなと思います。

※能力値=(努力値+熱意量)×考え方

 

 

まとめ

今、当時を省みたときに、もう少し素直に他人に質問する、他人に頼ることが出来ていたらもっと良く出来ていたのかもしれません。

 

・本に載っている考え方、それまでの先輩が残していった考え方だけでは、目標に到達するまでに必要な考え方に対して不足している可能性があることを理解する。

 

あの頃は自分のやり方で結果を出してやろうと固執したのが、目標を達成するのに必要なレベルに達せなかった理由なのでしょう。あの頃は若くて、素直に他チームに質問をすることが出来ていませんでし、考え方が足りてないところにも気付けていなかったと思います。

 

でも考え方って、自分以外のところから得ることができるものです。言い方をあえて悪く言うならば、プライドを捨てて、恥を恐れなければれば、手に入れやすいものなのです。だからこそ…

 

・努力を続け、熱意を持ち続けること

 

これだけは誰から得られるものではなく、個人の中にあるもので、どうにかするしか無いのです。

ゼロに何を掛けてもゼロ。努力をしない人、熱意がない人はどんなに正しい考え方を持っていても意味がない。

 

学生フォーミュラをきちんとやっている学生で、努力もしない・熱意もない、なんて人はほとんど居ない(のかな?)でしょうけれど、自分の目標にて必要な努力、熱意、そして正しい考え方で取り組めているでしょうか。自分のやり方にこだわりすぎて、何か見落としをしてはいないでしょうか。

 

 

終わりに

努力の量に比例して結果が出るわけではないですが、その努力は後に自分の知識や経験となっていつか役に立つかもしれません。

 

また、学生フォーミュラに取り組める期間は、本当に特別な時間です。これほど楽しい時間を過ごせることはそうあることではないです。

 

大学を卒業して活動を振り返ったときに、本当に楽しかったと言えるように、今取り組んでいる学生も、これから学生フォーミュラをやりたいぞっていう学生も、自分の持てる全力で取り組んでみて欲しいなと思います。〆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき…

今回の話はお世話になったFAの先生が大会の後の1年間の講評や、卒業のときに話をしてくれた内容に自分の経験を付け加えたものです。

そんな事をつらつらと思った事を書いてきましたが、これを読んだ人は面白いのだろうか…  まぁ、アドベントカレンダーの中でもつまらない記事があってもいいですよね。(実はここまでの記事が本当に面白くて書くのが難しいなと感じていました) 次回は「簡単に作れる軽いサイレンサーの作り方」だそうです。

でもこのアドベントカレンダー、面白いから毎年やって欲しいな。あっても次は書かないけれど。(自分の文才の無さに絶望する)

学生フォーミュラに関わった人は面白い人しか居ないし、それぞれにある物語も絶対に面白いのでしょう。できるならたくさん聞いてみたいですね。それではまた、いつの日か。